中国の結婚式と結納(彩礼)の最新事情。日本とはどう違う?

「中国人と結婚するなら、家を一軒買うくらいの覚悟が必要だ」

これは少々大袈裟かもしれませんが、中国の婚活市場において「お金(経済力)」が非常に重要な要素であることは事実です。
特に日本人男性が一番驚愕するのが、「彩礼(ツァイリー)」と呼ばれる中国式の結納金制度です。

「日本では結納なんて古い習慣はなくなりつつあるのに…」
そう思うかもしれませんが、中国では今なお、結婚の成否を分ける最重要項目として存在しています。

この記事では、2025年最新の「中国結婚式・結納事情」を解説します。
日本との決定的な違いを知り、文化の壁を乗り越えるための知識を身につけましょう。

日本人男性を悩ませる「彩礼(結納金)」とは?

彩礼(ツァイリー)とは、男性側が女性側の家に支払う結納金のことです。
日本の結納金は「結婚準備金」として50〜100万円程度が相場ですが、中国の彩礼は意味合いが少し異なります。

1. 金額の相場(2025年最新)

地域によって驚くほど差があります。

  • 都市部(上海・北京など):比較的少額、あるいは「お互い様」として無しにするケースも増えています。
  • 地方・農村部:高額になる傾向があります。相場は10万元〜30万元(約200万〜600万円)にもなることがあり、「娘を育て上げた感謝」+「老後の保障」+「世間体(メンツ)」が含まれています。

2. お金は誰のものになる?

ここが重要です。「親が懐に入れる」と思われがちですが、最近の傾向としては、「親が一度受け取るが、そのまま娘(新婦)に全額持たせて、新婚生活の資金にする」というケースが大半です。
つまり、男性からすると「取られた」感覚になりますが、実際は「夫婦の共有財産(実質的には妻のヘソクリ)」としてプールされることが多いのです。

3. 「三金(サンジン)」のプレゼント

現金の他に、「金のアクセサリー(ネックレス、指輪、ピアスなど)」を贈る習慣も根強く残っています。
中国ではプラチナよりも、「資産価値のあるゴールド(純金)」が圧倒的に好まれます。

【最新ニュース】政府による「高額彩礼」の取り締まり

中国政府は近年、少子化対策の一環として「天価彩礼(法外な結納金)」を問題視し、抑制するキャンペーンを行っています。
2024年から2025年にかけて、法律でも「結婚を利用した金銭の要求」を禁止する動きが強まっており、以前のような「1000万円要求!」といった極端なケースは減りつつあります。

日本の結婚式とはココが違う!3つのポイント

無事に結納が済んだら、次は結婚式です。
日本の「厳か・感動的」な式とは違い、中国の結婚式は「賑やか・メンツ重視」です。

違い1:招待客の範囲がとにかく広い

日本では「本当に親しい人」を呼びますが、中国では「少しでも関わりのある人」を片っ端から呼びます。
親の知人、近所の人、会社の同僚全員……数百人規模になることも珍しくありません。
これは「これだけ多くの人に祝ってもらえる自分たちはすごい」というメンツ(面子)を見せる場だからです。

違い2:ご祝儀(紅包)のシステム

日本のご祝儀は「3万円」が相場ですが、中国の「紅包(ホンバオ)」はもっと気軽です。
関係性によりますが、友人で200元〜800元(約4,000円〜16,000円)程度。偶数の金額が良いとされています。
その代わり、招待客は普段着で参加し、料理を食べ終わったら新郎新婦の挨拶を待たずにサッサと帰る人もいます(笑)。非常に合理的です。

違い3:当日は「試練」から始まる(接親)

結婚式当日の朝、新郎は新婦を実家まで迎えに行きますが、すんなりとは会わせてくれません。
新婦の友人たちがドアをブロックし、クイズを出したり、恥ずかしいポーズをさせたり、ドアの隙間から紅包を要求したりします。
これを「接親(ジエチン)」といい、結婚式のハイライトの一つです。「困難を乗り越えて花嫁を奪う」という演出を楽しみます。

日本人男性へのアドバイス:どう乗り切る?

ここまで読んで「なんだか大変そうだな…」と思った方もいるでしょう。
しかし、以下のポイントを押さえれば大丈夫です。

1. 「郷に入っては郷に従う」が基本だが…

相手の文化を尊重することは大切ですが、日本人の感覚で「言われた金額をそのまま払う」必要はありません。
特に国際結婚の場合、相手の親も「外国人はお金持ちだ」と勘違いしている場合があります。

2. 相談所を「盾」に使ってください

個人でお金の交渉をするのは、角が立つので絶対に避けてください。
「日本にはこういう習慣がない」「私の今の経済状況ではここまでが限界だ」
そういった言いにくい交渉は、すべて私たち相談所のスタッフにお任せください。

私たちは、現地の相場とお客様の予算を照らし合わせ、「中国のメンツも立てつつ、日本人男性が無理なく払える着地点」を探るプロです。

まとめ:形式よりも「話し合い」ができる相手か

中国の結婚式や彩礼は、日本とは大きく異なります。
しかし、これらはすべて「二人(と家族)が幸せになるための通過儀礼」に過ぎません。

一番大切なのは、金額の多寡ではなく、「こちらの事情を話した時に、理解して歩み寄ってくれる女性(とご家族)かどうか」です。

「ウチの村のしきたりだから絶対300万円払え!」と譲らない家なのか、
「二人の生活が大事だから、彩礼は形式だけでいいよ」と言ってくれる家なのか。

それを見極めることが、国際結婚で失敗しないための最大のポイントです。
お金の話などの聞きにくいことこそ、私たちプロが間に入ってしっかりと確認しますので、ご安心ください。

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