【2026年最新】日中のお正月の違いを徹底比較!国際結婚を円満に導く「春節」の過ごし方とマナーガイド
「国際結婚CHINA-NET」の読者の皆様、そして日中の架け橋として歩まれている皆様、新年あけましておめでとうございます。
2026年が幕を開けました。日本では1月1日の元旦を静かに祝う習慣がありますが、日中国際結婚カップルにとって、本当の「お正月」はこれからもう一度やってきます。そう、**2026年の「春節(旧正月)」は2月17日(火)**です。
日本では松の内も過ぎれば日常に戻りますが、中国では今まさに春節に向けた熱気が高まっていく時期。今回は、日中の文化の違いを深く理解し、より円満な夫婦・親族関係を築くための「お正月の違い徹底比較ガイド」をお届けします。
1. 静寂の日本 vs 喧騒の中国:お正月の「音」と「色」
まず、街の雰囲気からして対照的です。
日本:清浄と静寂の「白」
日本の正月は、神様(年神様)を静かにお迎えする行事です。神社への初詣、お寺の除夜の鐘。街全体が凛とした空気に包まれ、門松や鏡餅といった「白」や「松の緑」が目立ちます。家族でこたつを囲み、静かにテレビを見たり、書き初めをしたりする「動」より「静」の文化です。
中国:祝祭と熱狂の「赤」
対して中国の春節は、まさに「祭り」です。邪気を払うとされる「赤」が街中を埋め尽くします(紅い提灯、対聯など)。そして何より「音」が重要です。近年は都市部で規制されていますが、本来は爆竹や花火を鳴らして賑やかに過ごすのが伝統。爆竹の音には「年(ニェン)」という怪物を追い払う意味があり、賑やかであればあるほど縁起が良いとされます。
【国際結婚のヒント】 日本人の夫が中国の実家へ行くと、その賑やかさ(あるいは親戚の多さと声の大きさ)に圧倒されることがあります。逆に中国人の妻が日本の正月を過ごすと「静かすぎて寂しい、お祭りの感じがしない」と感じることも。お互いの「おめでたい」の感覚に音量の差があることを知っておきましょう。
2. 「食」に込められた願いの違い
正月料理には、どちらの国も「縁起」を担ぐ共通点がありますが、その内容は異なります。
日本:おせち料理と雑煮
「おせち」は保存が効く料理が多く、これは「お正月くらいは火の神様を休ませる(あるいは家事をする人を休ませる)」という意味があります。黒豆(まめに働く)、数の子(子孫繁栄)、海老(長寿)など、語呂合わせが多いのが特徴です。
中国:餃子、魚、年糕(ニェンガオ)
- 餃子(主に華北): 形が昔の貨幣(元宝)に似ているため、「金運アップ」を願って食べます。
- 魚(ユイ): 中国語で「余(ユイ)」と同じ発音のため、「年年有余(毎年ゆとりがあるように)」という願いが込められています。あえて少し残すのがマナーとされる地域もあります。
- 年糕: お餅の一種ですが、「年高(ニェンガオ)」、つまり「年々運気が高まる」という意味になります。
3. 「お年玉」の常識が逆!?贈答マナーの落とし穴
国際結婚で最もトラブルになりやすいのが、お金にまつわるエチケットです。
渡す相手の範囲
- 日本: 基本的に「大人から子供へ」です。
- 中国(紅包): 子供はもちろんですが、「成人した子供から両親・祖父母へ」、あるいは「上司から部下へ」贈る習慣も非常に強いです。これを「孝行」の証と捉えるため、日本人側が「なぜ親にお金を渡すの?」と驚いてしまうケースが見られます。
金額と数字のタブー
- 日本: 奇数(3,000円、5,000円)が好まれることが多いですが、お年玉は偶数でも一般的です。
- 中国: 圧倒的に**「偶数」が好まれます。特に「8(発財:金持ちになる)」は大人気。逆に「4(死)」だけでなく、「単数(奇数)」はお葬式を連想させるため、お祝い事では厳禁**です。
4. 結婚関連の重要トピック:帰省と「催婚(ツイフン)」
ここからは、結婚に直結する文化の違いに踏み込みます。
帰省のルール:初一と初二
中国には「嫁いだ娘は、元旦(初一)に実家へ帰ってはいけない」という古い迷信がある地域が多いです。元旦に帰ると実家の運気を下げると言われ、**「初二(二日目)」に夫を連れて実家へ帰る(回娘家)**のが一般的です。 日中国際結婚の場合、1月1日は日本、2月の春節は中国へ、という二段階帰省をするカップルも多いですが、スケジュール調整は慎重に行う必要があります。
「催婚」という名の洗礼
春節に中国へ帰省する独身者にとって最大の悩みは、親戚一同からの「いつ結婚するの?」という猛烈なプレッシャー(催婚)です。 すでに結婚しているカップルに対しては、これが**「いつ子供を作るの?(催生)」**に変わります。中国の親戚付き合いは非常に距離が近いため、日本人パートナーにとっては「プライバシーへの侵入」と感じられるかもしれません。しかし、これは彼らにとっての「深い関心と愛情の表現」でもあります。
【アドバイス】 日本人夫(妻)としては、笑顔で受け流すスキルが必要です。パートナーが間に入って「私たちは私たちのペースで考えているから」と盾になってあげることが、夫婦円満の鍵となります。
5. 春節に贈ってはいけない「NGギフト」
中国の実家や親戚に挨拶へ行く際、良かれと思って選んだプレゼントが失礼にあたることがあります。以下のものは避けましょう。
- 時計(置時計・掛け時計): 中国語で「送鐘(時計を贈る)」は「送終(最期を看取る)」と同じ発音のため、死を連想させます。
- 傘・梨: 「傘(サン)」「梨(リ)」は、それぞれ「散(離散)」「離(離別)」と同じ発音です。
- 白い包装紙: 日本では「清浄」を意味しますが、中華圏では白は「葬式の色」です。お祝い事は必ず「赤」か「金」でラッピングしましょう。
6. 2026年、新しい時代の「日中のお正月」
2026年の春節(2月17日)は、火曜日です。中国では2月15日から23日までが大型連休となります。 最近では、伝統的な過ごし方だけでなく、SNS(WeChatやRED)で新年の挨拶を済ませたり、オンラインで「紅包」を送り合ったりするスタイルも定着しました。
また、中国の若者の間では、無理に帰省して親戚のプレッシャーに晒されるよりも、夫婦二人で海外旅行(特に日本への「温泉旅行」や「体験型旅行」)を楽しむ「旅行年(リュシンニェン)」も増えています。
結びに:違いを「楽しむ」という選択
国際結婚とは、1年で2回お正月を祝える、贅沢な人生です。 日本の「静」で心を整え、中国の「動」でエネルギーをチャージする。文化の違いを「壁」にするのではなく、二人の人生を豊かにする「彩り」として楽しんでください。
「国際結婚CHINA-NET」は、今年も皆様の幸せな結婚生活と、新しい家族の形を全力で応援してまいります。

