2026年春節(2月17日)に中国へ帰省・渡航するなら「今」準備すべき3つのこと|日中国際結婚の「里帰り」完全ガイド

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2026年の幕開けとともに、日中国際結婚カップルにとっての「本番」ともいえる春節(旧正月)が刻一刻と近づいてきました。

2026年の春節は2月17日(火)。中国では2月15日から23日までの9連休となり、世界最大の人流「春運(シュンユン)」が巻き起こります。数年ぶりの帰省や、結婚後初めての挨拶を予定している方も多いはずです。しかし、春節の中国は普段の旅行とは全く別世界。

直前になって慌てないために、1月の今から準備しておくべき「3つの重要ポイント」を、国際結婚ならではの視点で詳しく解説します。


1. 【移動・書類】ビザ免除の恩恵と「争奪戦」への対策

2026年の渡航において、最も大きな追い風となっているのは**「日本人に対するビザ免除措置の継続と拡大」**です。

30日以内の滞在ならビザ不要という利便性

中国政府による日本国民への短期滞在ビザ免除措置により、現在は「30日以内」の滞在であればビザなしでの入国が可能です。これにより、以前のような煩雑な書類準備やビザセンターへの訪問が不要になりました。春節期間を利用して、2週間〜3週間ほどゆっくりと義理の実家で過ごす計画も立てやすくなっています。

航空券と国内移動の「秒読み」開始

ビザが不要になった一方で、渡航者は増加傾向にあります。

  • 航空券の確保: 1月初旬の今が、適正価格で予約できるラストチャンスです。春節直前になると、日中間の往復航空券は通常の3〜5倍に跳ね上がることも珍しくありません。
  • 中国国内の鉄道(高鉄): 中国国内での移動がある場合、チケット予約は熾烈を極めます。発売開始(通常15日前)とともに数秒で完売するため、パートナーと協力して公式アプリ「12306」での事前登録を済ませ、予約代行機能などを活用しましょう。

【国際結婚のアドバイス】 初めての帰省や、久しぶりの里帰りの場合、夫(または妻)の親戚一同が集まる場所への移動は想像以上に体力を消耗します。移動の疲れで体調を崩しては、せっかくの挨拶も台無しです。コストを惜しまず、できるだけ直行便やグレードの高い座席を選び、心身の余裕を確保しましょう。


2. 【決済・通信】スマホの中身を「中国完全対応」へ

現在の中国は、現金がほぼ流通していない「超キャッシュレス社会」です。日本にいる間にデジタル環境を完璧に整えておかないと、現地でタクシーに乗ることも、親戚と食事をすることも困難になります。

モバイル決済(Alipay・WeChat Pay)の再点検

日本のクレジットカードを紐づけて使用可能ですが、以下の点に注意してください。

  • 本人確認の更新: パスポートを更新した、あるいは長期間アプリを使っていなかった場合、再認証を求められることがあります。現地に着いてから「使えない!」とパニックにならないよう、今すぐアプリを開いてステータスを確認しましょう。
  • デジタルお年玉(紅包)の準備: 春節の挨拶回りでは、WeChatを通じて「紅包(ホンバオ)」を送り合う場面が多々あります。少額でも良いので、WeChat内の残高(ウォレット)にチャージしておくか、送金機能がアクティブになっているか確認してください。

通信手段の確保(壁を越える準備)

中国ではLINE、Google、Instagram、YouTubeなどが通常使えません。日本の家族との連絡や、情報収集のために以下の準備を推奨します。

  • eSIM / 海外ローミング: 日本の通信キャリアの海外プランや、中国のネット規制を回避できるeSIMを事前に設定しておくと、VPNを通さずに日本のサービスへアクセスでき、非常にスムーズです。
  • VPNの予備: ホテルのWi-Fiなどを使う場合はVPNが必要ですが、春節期間は規制が強まる傾向にあります。複数のVPNサービスを予備として契約しておくのが安心です。

3. 【贈答品と礼儀】親戚の「メンツ」を立てる戦略的ギフト

国際結婚において、春節の帰省は単なる里帰りではありません。親族内での「自分たちの立ち位置」や「パートナーのメンツ」を左右する、非常に重要な外交の場です。

2026年版・中国の親戚に喜ばれる日本のお土産

中国の生活水準が上がるにつれ、単なる「珍しさ」よりも「健康・信頼・ブランド力」が重視されるようになっています。

  1. 健康志向グッズ: 高齢の両親には、日本の有名メーカーのサプリメント(NMN、グルコサミン、DHAなど)や、日本製の高性能な血圧計、マッサージ器具が非常に高い評価を得ます。
  2. 高品質な日常品: 「自分では買わないけれど、もらうと嬉しい高品質なもの」が狙い目です。具体的には、日本の高級歯磨き粉、機能性の高い日焼け止め、サロン専売のヘアケア製品などです。
  3. 個包装のデパ地下スイーツ: ヨックモックや白い恋人など、日本を代表するお菓子は「バラマキ用」として最強です。中国の親戚は多いため、個数が多く、かつ「高級感のあるパッケージ」のものを選びましょう。

結婚に関連する「特別な礼儀」

もし今回が「結婚後初めての春節」や「婚約中の挨拶」であれば、相手の両親には格別の配慮が必要です。

  • 紅包(現金): 物品だけでなく、赤封筒に現金を包んで渡すのが最も確実な敬意の表現です。金額については、必ず事前にパートナーと相談し、相手の家庭の習慣に合わせましょう。
  • タブーを避ける: 時計(死を連想)、傘(離散を連想)、梨(別れを連想)は贈り物として厳禁です。また、包装は必ず「赤」か「金」を選び、白や黒は避けてください。

最後に:春節を「家族の絆」を深める一歩に

春節の帰省は、異なる文化や習慣がダイレクトにぶつかり合うため、日本人パートナーにとっては戸惑いや疲れを感じる場面も多いかもしれません。しかし、パートナーの実家で温かく迎えられ、賑やかな食卓を囲む経験は、国際結婚という選択をしたからこそ味わえる醍醐味でもあります。

「郷に入れば郷に従え」の精神を持ちつつ、事前の準備(移動、決済、お土産)を1月のうちに完璧に整えておくことで、心にゆとりが生まれます。そのゆとりこそが、慣れない環境でのパートナーへの優しさ、そして義理の両親への誠実な振る舞いへと繋がります。

2026年の春節が、皆様にとって新しい家族との絆をより強固なものにする、素晴らしい時間となることを「国際結婚CHINA-NET」は心より願っております。

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